五月病の正体
新年度が始まりゴールデンウイークが明けて、仕事や学校が再開し本格的に日常が動き出しました。
連休にリフレッシュして上手く再スタートできた方がいる一方、日常に乗り切れず不安やストレスを抱えて落ち込む方が増えるのがこの時期です。
五月病とは、新しい環境への対応や、休みと仕事の切り替え、気温の高低差などによる心と体のストレスが原因の体調不良をいいます。
いまいち気分が乗らない方へ、「あなただけではない」のです。
五月病の症状
五月病は正式な医療用語ではなく、病院へ行くと「適応障害」や「抑うつ状態」と診断されます。
今まで普通に出来ていたことが出来なくなったり、熱中していた趣味に興味がなくなる、常に漠然とした不安を抱えているなどの症状に加えて、頭痛やめまい、胃痛、食欲不振、不眠などが起こることもあります。
五月病を感じたら
だいたい誰でも順風満帆に物事がすすむことなどありません。
どんな人でも調子が良い時もあれば、失敗して落ち込むこともありますよね。
五月病は完璧主義な方や几帳面でまじめな方ほど、深刻になるらしいです。
「ストレスや失敗は誰にでもあるもの」位にとらえて、「今の自分にできる範囲の事をやれば良い」程度に考えることがポイントです。
時には家族や友人など身近な人と話したり、のんびり休息をとるのも良いですね。
ストレスで起こる心と体への影響
ストレスが大きくなると、人の心と体にはどのような影響が現れるのでしょうか？
心の影響として、イライラする、悲しくなる、不安になる、緊張する、やる気がなくなる、無気力になるなどの症状が現れます。
体への影響としては、食欲がなくなり体重が低下する、寝つきが悪く良質な睡眠がとれない、血圧が不安定になる、手足に汗をかくなどの症状が出ます。
また生活面での影響としては、消極的になり周囲との交流が減る、飲酒喫煙が増える、落ち着きがなく不衛生になるなどの変化が現れます。
長引くストレスには背後に潜む原因も考えられます、５月の時期だけでなくストレス症状が続くときは、医療機関又はカウンセラーにアドバイスを受けられる公的な窓口があることも覚えておいてください。
五月病の乗り越え方
五月病の症状や原因が人それぞれであるように、対処方法も様々です。
頑張りすぎて空回りがちな方は、一度ゆっくり休息をとる、音楽を聴いたりのんびり散歩でもしてみるなどの休養を。
周囲に気を使いすぎている方は自分のペースを取り戻すために、就寝時間や食事のタイミングなどを見直し生活のリズムを整えてください。
気温差があるこの季節は、薄物の重ね着を用意して、暑さ寒さを感じたらすぐに対処できるようにしてください。
趣味を持ち仕事以外の仲間と交流したり、バラエティー番組で笑い楽しむことも気分転換になります。
適度な運動は、気持ちも体もリフレッシュでき、食事はおいしく睡眠の質を上げることが出来ます。
５月は新緑がきれいで自然を感じやすい、年間を通しても過ごしやすい季節でもあります。
気取らずあなたらしい生活リズムを心掛けて、この季節を楽しんでください。
※不安な状況が継続すると本格的なうつ病に進行する場合もあるので、解決しない場合は心療内科や精神科医に相談しましょう。
五月病に対し筋肉と整体ができること
五月病と筋肉バランスの崩れはどのような関係があるのでしょうか？
五月病の症状に深く関係する自律神経は、人の代謝や体温を24時間管理しています。
心と体を活発にする交感神経と休ませる副交感神経のバランスをコントロールして、私たちの健康を支えています。
姿勢が崩れると自律神経に悪影響が出ることは、一般的に知られています。
なぜ姿勢が悪いのか？骨格が正しい位置ではないからです。
その原因は異常に緊張した筋肉の存在である場合が多いのです。
症状と姿勢から筋肉異常の部位を見極めて、正しい姿勢を作り自律神経の機能を調整すると、内蔵機能が回復して様々な症状が改善することがあります。
心が弱っている時には、身体をより元気にして心の機能を引き上げる。
また身体が弱っている時には、心をより元気にして身体の機能を引き上げる。
その両側から調整するのが当院の整体です。
出来なかった動きやスポーツが出来るようになることも、自分らしい生活を送ることにつながりますね。
病院や自己管理では出来ない分野の一つに、「筋肉と姿勢を整えて心身の調整をする」という選択肢があります。
ご興味のある方は「六丁の目接骨院」または信頼できる接骨院や整体院の先生にご相談ください。