油断してはいけない打撲

打撲とは?

 転倒による打撲、スポーツでの接触による打撲など、体の一部が何かと強く接触した際に生じる怪我を打撲と言います。
患部(ぶつけた場所)に腫れや内出血が起きて、押したり動かすと痛みが増します。
打撲は日常的に多くみられる怪我で、特に医療機関に足を運ばなくても自然に治るケースもありますが、注意をしなければ後遺症につながる場合もありますのでお気を付けください。 

「ただの打撲だから」と油断してはいけない症状とは?

頭部の打撲
特に痺れや意識障害がある場合は早急に医療機関を受診してください。(脳神経外科)

胸部・腹部の打撲
痛みが継続している場合、息苦しさや食欲が無くなる場合は内臓が損傷している場合もあります。
早急に医療機関を受診してください。(内科)

コンパートメント症候群
打撲により筋肉が損傷して内出血や腫れが重症化すると血行障害が起こり、その結果で筋肉の壊死や神経障害が起こり重大な後遺障害を起こす場合があります。強い痛みや運動麻痺、知覚障害がある場合は早急に医療機関を受診しましょう。(整形外科)

背骨への打撲
背骨にある神経を損傷すると、手や足がしびれる場合があります。
そのまま放置すると手足の麻痺や痺れが残ってしまう場合があります。
医療機関で検査を受けましょう。(整形外科)

骨折の可能性がある場合
患部の腫れが徐々に広がり、強い痛みがある場合は骨折を疑い医療機関で精密検査を受けましょう。(整形外科)

痺れ(しびれ)を伴う打撲
痺れを伴う打撲は末梢神経損傷が疑われます。
神経が完全に切断されている場合は手術をしなければ治りません。
神経が部分的に繋がっている場合は1日に約1ミリの速度で回復する場合があります。
また腫れによる圧迫で一時的に麻痺をしていた場合は数日から数週間で回復します。

打撲の施術

 打撲の後、手術や入院の必要性がない場合は物理療法や手技療法で患部の処置が行われます。
軽度の打撲なら1~2週間ほどで改善する場合が多いですが、出血が原因で関節組織が動きにくくなったり神経症状が合併する場合は6か月以上必要になるケースもあります。
いずれの場合も、筋組織を修復させ周囲の関節の動きを正常化し打撲症状を改善させていきます。
数日で完治するような「ただの打撲(軽度の打撲)」ならば良いのですが、痛みが長引いたり痺れや麻痺があるような打撲は、後遺症に繋がることもあるので一度専門の医療機関に相談してみてください。
 六丁の目接骨院では超音波画像診断装置で打撲部位を観察し、損傷度を確認してから施術を行います。
一人では歩けないような強い衝撃の打撲でも、初期に適切な処置が行われると回復も早いです。
打撲の予後は、受傷時の大きさも関係しますが、どのタイミングで施術を開始できるか?が重要です。
早期受診が早期治癒に直結します。皆様のご相談をお待ちしております。


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