肩の痛みの原因は?
肩の痛みで悩んでいる方は大勢います。
特に寒い季節は毎日のように相談が寄せられます。
(転倒して肩関節を捻じった捻挫や、直接何かにぶつけた打撲のような怪我とは別の話とします)
気づいたら肩が痛かった。何気なく高い場所の物を取ろうとしたら痛くなった。
腰の後ろに手を回せなくなった。朝の起床時から肩が痛み出した。
この様な症状は腕に疲労が蓄積されたことが原因で、肩に症状が出ている場合があります。
結帯動作はできますか?
結帯動作とは帯を結ぶ動きで、手を腰の後ろに回す動作を言います。
結帯動作ができない症状を五十肩と言われる場合もありますが、もっと詳しく症状を考えます。
肘がうまく伸びにくい感覚があれば、腕の筋肉を調整することで肩の痛みが無くなることがあります。
また腱板断裂など整形外科での処置が必要になることもあります。
事前に症状の分析をすることが、早期回復にはとても重要です。
烏口腕筋と筋皮神経
烏口腕筋とは、肩甲骨の烏口突起という鎖骨の下方にある骨から上腕骨に着く筋肉です。
筋皮神経という神経が分布していてこの筋肉が疲労で固くなると同じ筋皮神経支配の上腕二頭筋(力こぶの筋肉)の動きが悪くなり肘が伸びにくくなります。更に肩甲骨と上腕骨が前方に引かれ肩関節の前側が痛みます。
烏口腕筋の固さを解消することで筋皮神経が解放され腕の動きが良くなり、肩甲骨と上腕骨のバランスが回復することで肩の痛みが改善します。
まとめ
今回は「肩の痛み」と「腕の筋肉」との関係を話しましたが、肩関節の症状の原因は様々です。
肩に限らずあなたの痛みの原因は何でしょうか?そこが分かれば、後は治るだけです。
電話やLINE相談で、すぐ治りますか?との質問には答えられません。
詳しく症状を聞かせていただければある程度は予想できますが、ご予約していただき実際に来院されるのが一番です。
当院に来院できない方はお近くの信頼できる専門家にご相談して、より早期に痛みから解放されることを願っております。